2023.01.17
今日で阪神淡路大震災から、28年
28年前の今日、「阪神淡路大震災」が発生し多くの方が犠牲になられました。
28年前、私は高校1年生、16歳で工業高校に通っていました。
その時の担任の先生が、
「これから先、あなたたちは、建築全般、特に設計や施工に携わる機会が他の高校生より多いと思います。その時には、必ず「安全側」の判断をしてください。住まい手のことを考えて、建築という仕事をしてください。」
と、お話しされたことが今でも印象に残っています。
・設計であれば、構造計算を行い、しっかりとした耐震性能を確保する。
・施工であれば、設計図通りに施工されているかの確認をする。
など、その当時は???だったことも、今となっては理解できるようになりました。
大きな地震が起こるたびに、耐震基準が厳しくなってはいますが、国が定める基準を基準をクリアしただけでは、繰り返しの地震への備えは十分ではありません。
これは、平成28年4月に発生した「熊本地震」で、震度7の地震が繰り返し起き、建築後、間もない住宅の多くが、「倒壊」「全壊」「大規模半壊」し、住めなくなっているという現実からもわかります。
そんな中でさえも、「無被害」「軽微な補修」で住み続けられる住宅があります。
【耐震等級3】の住まいです。
熊本地震が起きた益城町周辺には、16棟の耐震等級3の住まいがあり、「14棟が無被害」「2棟が軽微な補修」で、「住み続けられる家」となっています。
阪神淡路大震災の際には、耐震等級という言葉すらありませんでしたが、現在では「耐震等級3」という、耐震性、耐久性、安全性の高い住まいがあります。
永く住み続けられる家がお客様にも理想だよなぁ。と考えています。
たとえ予算が限られていても、絶対に「耐震等級3」はやると心に決めています。
高校時代の担任の先生にもしっかりやってますよ!と胸を張って言えるようにしたいと思っています。
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