2023.02.27
完成見学会へのご参加ありがとうございます。
2023年2月26日(日)に喜多方市内で開催の完成見学会は事前予約制にてご案内をさせていただきました。
諸事情により、1日限定での開催でしたが事前予約で満員御礼になるほど、お客様の関心が高く、弊社としても嬉しい限りです。
お客様アンケートを拝見させていただきますと、
① 長期優良住宅認定
② HEAT20 G2の断熱性能
③ 光熱費と省エネ性能
④ 太陽光発電と蓄電池
⑤ 耐震等級3の耐震性能
の順にご関心が高いように感じます。
① 長期優良住宅認定はメリット盛りだくさん!
長期優良住宅認定については、実際の申請書をご覧いただき、「そんなに厚いんですか?」「これで1棟分ですか?」などという感想が多かったようです。
長期優良住宅認定はメリットが多いので、絶対に活用すべき制度です。
弊社では全棟、標準化していますし、全ての申請書関係も私が作成しています。
無駄な外注費をカットして、住宅の費用に充てれればと考えています。
② 冬でも「暖かい家」が絶対条件!
今回の完成見学会では、朝30分間だけ、
・1階LDKのエアコン
・2階寝室のエアコン
を24℃設定で暖房運転しましたが、想定以上に暖かくなりすぎたためエアコンを止めた状態でご案内をさせていただきました。
外は雪の舞う天候でしたが、玄関を入った瞬間に「あったかい」「暑っ」「エアコン付けてますよね?」という言葉が印象的でした。
エアコンを止めていても、温度がほぼ一定!これが高断熱(HEAT20 G2)の性能です。
③ 高断熱の家は省エネに通ずる!
断熱性能の良い家=HEAT20 G2とすると
① エアコンを止めても室温がほぼ一定
② 普段はほどんどエアコンは止めたまま
③ 無駄なエネルギーを使わず省エネ
④ 高騰している無駄な電気代をカット
⑤ 家計にも優しい住まい
だから、高断熱の住宅への関心が非常に高いのだと思います。
④ 太陽光発電はこれからの住まいには必須!
高騰している電気代対策のため、太陽光発電は必須と考えます。
蓄電池も設置すればなお良いのですが、予算の関係もあるので、蓄電池は後付けでも、太陽光発電は新築時に設置すべきです。
足場の費用も削減できますし、後からの配線は非常に難しいものがあります。
当初10年間は、余剰電力を売電し、10年後に蓄電池を設置して自家消費という計画も良いと思います。
⑤ 耐震等級3はスタンダードに!
「耐震等級3」と「耐震等級3相当」は全くの別物です。
※耐震等級3…基準の1.5倍以上の壁量
※耐震等級2…基準の1.25倍以上の壁量
※耐震等級1…基準の1.00倍以上の壁量
※全て、偏心率0.3以下が必須(偏心率、自社基準値は、0.1以下です。)
耐震等級3・耐震等級2と言えるのは、「許容応力度計算」または「品確法の計算」により安全性を確かめ認定を受けた場合のみです。
簡易的な計算である「壁量計算」では「耐震等級1」のみの判定で、「耐震等級3」・「耐震等級2」の認定を受けることができないのです。
ご参加いただいたお客様の中には、過去に他の建築業者の見学会に参加された際に「弊社は耐震等級3相当です」「耐震等級3と何も変わりません」という説明を受けたそうですが、はっきり言って、その建築業者は「大噓つき」です。
「耐震等級3相当」という言葉は「許容応力度計算」や「品確法の計算」など複雑な計算ができない会社が勝手に作った造語です。
簡易的な計算である「壁量計算」の際に、壁(耐力壁)の量を基準の1.5倍以上にしただけで「耐震等級3相当」と表現される場合が多いのが現状です。
壁(耐力壁)の量を基準よりも多くすれば、地震に対して強くなるイメージはありますが、基礎が負担する荷重が増える場合もあり、柱の引き抜きの荷重も増えることがあります。
更に、壁のバランスが悪くなるケースもあるため決して安全とは言えません。むしろ危険な場合もあります。
「耐震等級3」または「耐震等級2」などの際には、壁(耐力壁)は「耐震等級1」に比べて、かなり多くなりますが、それに伴う、基礎や柱の荷重についても安全性を確かめるから、安全なのです。
長期優良住宅の認定基準で「耐震等級3」or「耐震等級2」の要件があります。
認定基準に「耐震等級3相当」はありません。
なぜなら、「許容応力度計算」または「品確法の計算」により安全性を確かめ、公的機関の認定を受けた住宅が「耐震等級3」「耐震等級2」と公表できるからです。
「耐震等級3相当」では、認定制度の活用もできませんし、安全性の担保は何もないと言っても過言ではありません。
構造計算(許容応力度計算)では、大まかに基礎、梁・柱、継手、水平力、壁量とバランスについて計算をして安全性を確かめます。
この中で1つでも安全性を確かめていない場合には、「耐震等級3」・「耐震等級2」にはなりません。
「耐震等級3」(許容応力度計算)で安全性を確かめたものは非常に構造安定性が高く、震度7が繰り返し来ても、倒壊せずに住み続けることができる住まいです。
許容応力度計算をする際に、「耐震等級3」・「耐震等級2」でも計算過程はほぼ同じですので、「耐震等級3」を強くお勧めします。
弊社では「耐震等級3」(許容応力度計算)を標準化しています。
また、2025年4月に建築基準法と関係法令が改正される見込みです。
この改正に対応できない建築業者は、新築に携わることができなくなると言われています。(当初は2020年に省エネ義務化予定でした。)
2025年4月の改正では、全国どこでも、
⑴2階建て以上
⑵200㎡以上の場合には、
① 確認申請手続きが必須
② 同時に省エネ適合判定が必須
となります。
外皮計算(UA値)、1次エネルギー消費量算定が必須要件となります。
上記の計算書が、確認申請時に添付が義務付けられますので、添付なしの場合には、確認申請書が受理されません。
上記の計算は、長期優良住宅認定の際にも必須のため、弊社では既に対応済みです。
長文にもかかわらず最後までお読みいただきありがとうございます。
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