【南会津/新築注文住宅】ホールダウン金物とは？

2024.12.12

こんにちは！
会津・南会津エリアで超高性能注文住宅の
設計・施工を得意とする㈱星工務店です。

ホールダウン金物とは？

大きな地震や強い風の時に
柱には「引き抜き」の力が掛かります。
柱が抜けると「建物の倒壊」に
繋がってしまいます。
それを防ぐために、基礎と柱を
直接連結する金物です。
作用する力の大きさに応じて
15KN、20KN、25KNなどの
金物があります。

注意すべき事！

ホールダウン金物の選定は、
簡易的な壁量計算及び「N値計算」。
または、許容応力度計算をしないと
必要な場所と本数はわかりません。
基礎と柱を緊結すれば、
小屋部分にも
ホールダウン金物が必要になります。

建物の角だけではない

ホールダウン金物は建物の
角だけに必要ではありません。
地震に抵抗する壁（耐力壁）の強さでも
変わってきます。
来年度の法改正では、
この計算書も提出が義務付けられます。
先日、現場で某設備屋さんとの話の中で、
「ホールダウン金物多くないですか？」
「四つ角だけじゃないんですか？」
と、聞かれたので、
こんなブログを書いてみました。
現在、基礎工事中の現場は、
ホールダウン金物が27本です。
建物の4つ角だけってことは、
通常はありません。

法改正で無法地帯が解消される

今現在の法律では、都市計画区域外で
一般的な、木造２階建ての住宅を
新築する場合、確認申請が不要です。
建築工事届の提出だけで新築できます。
怖くないですか？
ハッキリ言って「無法地帯」です。
構造計算もしない家が山ほどあります。
プロの方が現場を見れば、
一瞬でわかります。
法違反が山ほどあるのが事実です。
2025年4月の法改正では、
建設地に関係なく確認申請が
義務化されますので、
この無法地帯が解消されます。
お客様にとって、
大変良い法改正だと思います。