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Blogスタッフブログ

2025.05.26

【建築基準法・省エネ法改正】価格改定する会社、大丈夫ですか?

こんにちは!
会津・南会津エリアで超高性能注文住宅の
設計・施工を得意とする㈱星工務店です。

今回は、「2025年4月からの法改正」
「価格改定」について
皆さんが知っておくべき情報をお届けします。

「法が変わると価格も変わる?」という疑問

よくある質問の一つに、
「法が変わると価格が変わるんですか?」
というものがあります。
結論から言うと、「はい、変わります。」
でも、ここで注意していただきたいのは、
「どの会社も
価格改定=正当な理由 とは限らない!」

ということです。

価格改定の“仕方がない”理由とは?

まず、価格が上がる要因として
仕方がないものは以下のようなものです。
■ 資材価格の高騰
■ 職人不足による人件費の上昇
実際、弊社でも材料費の変動はあります。
ただ、自社で大工を抱えているため、
大工費の高騰については
そこまで影響を受けていません。

それ以外の「本当の要因」とは?

今回の話で最もお伝えしたいのはここです。
2025年4月からの法改正により、
建築業界には大きな変化がありました。
主に2つあります:
■ 建築基準法の改正(4号特例の縮小)
■ 建築物省エネ法の改正(省エネ義務化)

建築基準法改正:4号特例が縮小

これまでは
「4号建築物」(主に小規模な住宅)には、
構造図面や構造計算書を省略できる
“特例制度”(4号特例)がありました。

つまり、
「建築士が責任を持って設計しているなら
構造審査はいらないでしょ」という
性善説で成り立っていたんです。

しかし!
今後はこの特例が縮小され、
「新2号」「新3号」の分類に再編されます。
新2号:2階建て以上、平屋で200㎡超
新3号:平屋で200㎡以下

そして新2号の住宅では、
構造図・構造計算書・設備図面などの提出が
必須になります。

つまり、今までより図面作成などの
手間もコストも増えるということ。

社内で対応できればいいのですが、
できない場合は外注となり、
その分のコストも大幅に増えます。

建築物省エネ法の改正:全建築物で省エネ義務化

これまでは、省エネは「努力義務」でした。
要するに「できたらやってね」というレベル。
しかし、2025年4月からは義務化されました。
最低でも「断熱等性能等級4」を
満たす必要があります。

「等級4ってすごそう!」
…と思うかもしれませんが、
はっきり言ってペラペラです(笑)
弊社のように
高性能住宅を設計施工する側からすると
等級4であったかい家はムリ!
というのが正直なところ。

断熱・省エネの現状は“後進国”?

悲しい話ですが、
日本の断熱・省エネ意識は
世界の中では後進国レベルなんです。

たとえば、断熱性能の高い「樹脂窓」。
実は、日本はお隣の韓国よりも
普及率が低いんですよ…。これ、本当です。

価格改定の“理由”を見極めましょう

法改正の影響で
必要な図面・構造計算・省エネ基準が増え、
価格改定するのは当然とも言えます。
でも、「何のために価格が上がったのか?」を
きちんと説明できない会社は要注意です。
私たち星工務店では、
今回の法改正においても価格は据え置きです。

なぜなら、既に基準を満たす
設計・施工を行っていたから。
これから家づくりをする方は
価格の中身」をしっかりと見て、
安心できる住宅会社を選んでくださいね。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
これから家づくりを始める皆さんに、
少しでも参考になればうれしいです🏠✨

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